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2022/11/20 20:44

のぼり
端午の節句には、鯉のぼりや幟旗(のぼりばた)を揚げ、鎧兜や五月人形を飾り、菖蒲湯に浸かって、柏餅やちまきを食べます。鎧(よろい)や兜(かぶと)は身を護るもの、鯉のぼりは立身出世を願うものとしてそれぞれに役割があります。また地域により鯉のぼりの隣に、家紋と子供の名前を入れた「幟旗」や「武者のぼり」という旗を掲げる風習があります。
江戸時代初期の武家社会では、「旗指物」と言われ、家紋だけが描かれた「のぼり旗」でした。それに、男の子の幸せを願って、金太郎、武者絵などが描かれた「武者のぼり」を立てるようになったのです。当家の跡取りが生まれたことを、周りに知らせる意味もありました。 江戸時代中期に町人社会で、金太郎、武者絵などから鯉の絵が描かれるように なりました。絵のぼりに「鯉の滝のぼり(登竜門(とうりゅうもん))」という定番図柄があります。 それを立体におこし、絵のぼりの小さな付属品としたのが、鯉のぼりの始まりなのです。 やがて大型になり発展しました。当時も現在と同じように風にたなびかせていました。男児が生まれたことを天の神に告げその守護を願い、今でも各地で五月の空になびいています。